読者の声



★−北海道にも有機農業新聞を作りたい−

(札幌医大医師・田中啓一{初代編集長})

 1996年、東京から札幌に転居しました。10月、余市町にあるワイン葡萄農家のMさん宅に収穫の手伝いに行ったとき、北大農学部4年生のAさんと知り合いになりました。Aさんの話では、つくば有機農業新聞を創刊号からずっと読んでいるとのことでした。卒業後も札幌に就職するAさんと協力して、北海道にも有機農業新聞を発刊させたいと思っています。
 将来的にはセミナーを開催して、北海道に有機農業の情報センターにすることができればと、ひそかに願っています。
 御関心のある方は連絡ください。
自宅住所;〒063 札幌市西区山の手二条10丁目3−23−501




★ 18年問生きてきて、知らず知らずに農業や食、健康といったものに引き寄せられてしまいました。その結果、有機セミナーと出会いましたが、「ひょっとすると私はここに来るようになっていたのでは」と、最近思っています。
 作物を育てたい、田植えをしたい、農場の見学に行きたい。やりたいことは山程あります。もちろん、知らないことも山程ありますが、自分のやりたいことができるということは本当に幸せです。一つずつ、自分の夢を実現していきます。
(阿見町・飯泉仁之直)


★ 私は、茨城県立水戸農業高校食品化学科で、食品の加工や栄養を学んでいます。食品化学科では、そばやうどん、そしてお某子などいろいろな製品を作っています。その中でも私は、そば打ちに興味を持ちました。
 高校の農場を借り、そばの実から作り始めました。当時私は、そばの実や花などを知らなかったので、収穫してみて、そばの実を手で触れたときの感動を今でも覚えています。小さな実からおいしいそぱが作られることを学び、毎日放課後残ってそば打ちを始めました。デリケートなそばを上手に打つには、20回以上作り直しました。今では、自分一人でこねる所からゆでる所まで出来るようになりました。
 少しずつですが、自分の手で一つの物を作るという作物のすぱらしさを感じ始めました。これからもどんどん農業に触れていきたいと思います。
(水戸農業高校・池田理恵)


★ 大学院に入学して時が経つにつれ、学生が環境問題に対して、また他の問題に対しても、あまり考えていないことに気がつきました。最初、そのことが何か不思議でなりませんでした。一般の社会人でも、例えば、エネルギーの消費が環境問題につながるという程度のことは、少しでも考えている人なら理解しています。試験であれだけ出来る学生が、この程度のことが考えられないのかと思うと、理解に苦しみました。
 しばらく経ってから、その理由が自分なりに解って来たような気がします。つまり、試験に解答するということは、自分の考えを書いているのではなくて、マニュアル化されている答えを書いているのであるということです。ですから、マニュアルをいっぱい暗記できて、それを表現する能力を身につけている人が試験が出来るのです。そして、現在の教育そのものが、そのような学生を育ててきたのではないでしょうか。
 有機農業新聞の文章には、自分で体験し、自分で考えたことがそのまま書かれています。ですから、読んでいると筆者の心情が伝わってくるし、ひとつひとつ考えながら行動している姿勢には好感がもてます。有機農業の是非は別にして、この新聞が狭い範囲のことにとらわれていないことに可能性が感じられます。このような活動の重要性は、昔も今も変わらないと思います。
(環境科学研究科・幸田司)


◎皆さんのご意見、ご感想は、私たちスタッフはもちろん、読者の皆さんに
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宛先)〒305 つくば市天王台1―1―1
   筑波大学応用生物化学系 橘研究室付


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