診 察 結 果 


カルテを載せる直前にトップページのデザインが変更されましたが、

たんぽぽ医師の批評および点数は古いデザインを元にしています。

 鳴海昌平の部屋殿 
診察日 1998年4月2日
ページ分類 個人・エッセイ
総合評価  22.5点/100点満点
ページの性質
オリジナリティー 1.5点
双方向性 1点
デザイン 0.5点
構成 2点
ボリューム 1.5点

たんぽぽ医師による診察結果

【病名】

自己完結型コミュニケーション欠乏症

【症状】

 小説を書いて発表する。ただそれだけ。

【治療方法】

 書いた小説をページ上で発表するだけではなく、小説と連動した企画などを立てる。

【その他】

 ついに来ました小説のページ。小説のページって評価が分かれるんですよね。その小説を気に入る人が見ればすばらしいページだし興味の無い人が見れば良くある自己満足ページ。そこで私は内容の吟味はせずに純粋に「ページ」についてコメントしようと思います。

  • へなちょこプログラマの日記

 これ、いったい何ですか?ページの意図としては自作小説を発表する場ですよね。いるのこれ。無い方が良いんじゃないですか。中身も多少目を通しましたが、プログラム的な話をしてるのではなく本当にただの日記なんですね。小説を書くぐらいですから「文章」について真剣に考えていると思うのですが、このままではよくある「とりあえず作った日記ページ」になってしまいますよ。

  • 何でも掲示板

 本当になんでも書いてますね。これは仲間内もしくは親しい読者とのコミュニケーションスペースですか。だったら良いけども、「一見さん」は見ないですね。この掲示板は。どうせなら掲示板をいくつかのジャンルに分けてしまったらどうでしょう。その方が内容に偏りが生じて逆に誰でも(そのジャンルに興味のある人に限る)アクセスできるようになると思います。

  • 小説書くだけ?

 【症状】の欄でも書きましたが、小説書くだけじゃつまらないんじゃないですか。どうせなら小説と連動した企画とか立てるとまたアクセスしてみようかなって気になります。

(例)

  • 小説感想ONLY掲示板の設置
  • あの作品のあのシーンをイラストに!「お気に入りシーン画像化計画」
  • 作品人気投票
  • あなたどうやって小説書きますか?「モノ書きの勧め」

等など・・・

〜結論〜

 もう少し「小説」という「ネタ」を生かしましょう。

追記

 タイトルはカッコ良かったな。タイトルネームから何に関するページかは想像できなかったけど(笑)

Dr.Beyondによる診察結果

まず始めに、こういったコミュニケーションを求めるページは評価が難しいです。ただ、鳴海さんの場合は「作品発表を通じて」と言う高度な手段を用いていますので、それに応じたアクセス向上の方法を考えてみます。

人を呼び込むために、その1

僕は小説界の人間ではないので、鳴海さんがどの程度有名なのか知りませんが、たぶんあまり有名ではないと思います。普通の人が、そういう有名でない(ミニマムの質が保証されてない)人の小説をじっくり読もうと思うでしょうか?

それを解消し、「誰かの書いた小説を読みに来る」のでは無く「鳴海さんの書いた小説を読みに来る」様にすると言うのが、一つの方法です。

これは言ってみれば、ページの存在抜きにしてネット有名人になろう、と言う事です。有名になれば「この人はどんな事を考えているのだろう」とか「どのような技量を持つ人だろう」と言う疑問が湧いてきますし、その時にページが存在すれば、良く読んでみようと言う気持ちになるだろうからです。

で、そのためにはページを開設して人を待つのと言うのではなく、積極的に外に討って出ると言う姿勢が必要になります。具体的には、SS(ショートショート)や小説関係のML、掲示板、ネットニューズがそれこそ山の様にあるでしょうから、その中である程度人がいそうな所・自分に会った所を絞り込み、積極的に書き込みを行います。毎日2〜3通以上は目指しましょう。

後は、個人の人柄・技量次第ですが、うまく行けばどんどんアクセスが伸びて行くに違いありません。私の経験だと、検索ページやメールニュースより、こう言った同好の士が集まった所での告知の方が効果がありました。あ、もちろんシグネイチャーにはページのURLを書く事を忘れずに(^^)。

ジャブはえぐり込むように、打つべし

新しいデザインになってから、作品の冒頭部分が表示されるようになっていて非常に良いと思います。

それプラス、初めて来た人のために絶対お勧めの作品を一番目立つ位置に表示してはどうでしょうか?お勧め作品については、内容まで載せる必要はありません。一番上に「まずはこれを読め!」とでも書いておけば、嫌でも目立ちますので。

なぜ、お勧めを表示した方が良いかというと、まず新作が必ずしも一番良い出来とは限らない事と、推薦作を見ればその人の趣向とか技量が良く分かるからです。「推薦作を見て気に入ってもらえなかったら...」等と言う弱気は無用です。「どれか気に入ってもらえれば」と言うスタンスでは、どうせ見る人は少数です。「これで駄目だったらあきらめる」くらいの強気で、何か一つプッシュしましょう。

男ならこぶしに賭けろ!(女でも)

私は、ページの目的に合わないコンテンツは出来る限り削除した方が良いと考えます。特に「日記」なんて物がトップページにあると、見る気50%ダウン(当社比)です。

「自分について知って欲しい」と言う思いからかも知れませんが、クリエーターなら言葉で語らず作品で語って下さい

「"へなちょこプログラマ"の日記」だか「へなちょこ"プログラマの日記"」だか知りませんが(僕は後者だと思います(^^;)、せいぜいプロフィールの所の一部としてひっそりとあるくらいで十分だと思います。

P.S.

作品の味なのかも知れませんが、先の展開が読める・おちが無いと言うのは結構致命的な気がするんですが...。(好評って書いてあるのしか読んでません)

それから、文の語尾の時制が一致してないのはすごく気になりました。わざとでしょうか?(〜した。〜だった。〜する。〜だった。)

新しくなったトップページのデザインは非常に良いと思います。デザイン・構成の点数に+1加えても良いと思います。

まとめ
  • 沢山の作品の中から選んでもらうには、ある程度の知名度が大事です。知名度を高める活動をしましょう。
  • コンテンツは絞り込みが大事です。AnythingはNothingと考え、明確なテーマを作りましょう。
  • 作品だけでなく、作品を核にした広がりを考えましょう。
  • クリエーターはまず作品ありき、です。全て、作品を中心に考えましょう。


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