診 察 結 果 


 COCKFIGHT!殿 
診察日 1998年5月20日
ページ分類 個人・エッセイ
総合評価  72.5点/100点満点
ページの性質
オリジナリティー 3
双方向性 1点
デザイン 3
構成 3.5
ボリューム 3

たんぽぽ医師による診察結果

【病名】

読者参加型企画欠乏症

【症状】

 紙ベースでの一般誌には通常「読者参加型の企画」がたくさんあります。読者の投稿は受け付けているようですが、こういった積極的な参加型の企画が少ないです。

【治療方法】

 オンライン雑誌を目指すなら読者参加型の企画をもっと増やしリピーターを獲得しよう。

【その他】

 基本的にはよくできていると思います。構成もすっきりとしており、まとまりを感じられます。さすがは雑誌記者さんですね。ページ自体がまだ立ち上がったばかりのようですが既に構成は固まりつつあり、後は情報の蓄積を待つばかりと言ったところでしょうか。

 しかしながらそれでは今後の発展が期待できないのでアクセス向上という観点から述べていきます。

● 思い付いたときにしか見に行かない−−>アクセス数は伸びない

 固定ファンがついたとしても現状では思いついた時にしか見に行かないですね。積極的にアクセスしたいと思わせる何かが必要です。そこでいくつかの提案をします。

  • 記事内容の更新をメールマガジン等を用いて連絡する。

  • 読者からの「私が集めた変な記事」を募集して特集を組む。

     これは着眼点No.1とか爆笑度No.1とかカテゴリをいくつかに分けて表彰を行うと面白いかも。
     できれば商品も用意すればリピーターも増えると思います。

  • 変な記事に対して発行元に質問状を叩き付ける。

     これは個人的にもぜひやっていただきたい企画。当然質問状は内容証明郵便を用いて相手が無視できないようにします。また、質問状に対する一連のやり取りを逐一webで報告する。デジカメ等で実際に送る郵便物や送られてきた回答を載せるとリアリティもあり興味倍増です。

  • COCKMAPでは発見者に特典を与える。

     ただ「探してみてくれ」ではなく発見者には何か商品をあげても良いのではないでしょうか。証拠品として写真か何かを送ってもらえば何とかなるでしょう。
     またもう1歩踏み込んで例えばPolos Music Ensembleを探すのならこの方にインタビューをしてきてもらう、なんて企画もあると面白いと思います。

● COCKBOOKはごちゃごちゃしすぎ

 その他としてCOCKBOOKはごちゃごちゃしすぎてると思います。あれでは読む気になれません。
 そもそも書籍から引用している文章全てをハイパーリンク文字としているのが一番の原因でしょう。
 どうせなら本の表紙イメージをサムネイル表示しておいてそれをクリックすると本文が読めて注釈が読めるという方がすっきりすると思います。

〜結論〜

 積極的なリピーターを獲得するために読者参加型の企画を増やしましょう。

Dr.Beyondによる診察結果

ひっじょ〜に、面白いと思います。「意見を言う場が無かったので、ページを利用して発表」と言うのは、ページ作りの原点ですね。ただ、それを成功させるのは非常に難しい。想いだけでなく、内容やアクティビティーが伴わねばなりません。

その辺の問題はあまり無いと思うのですが、カウンターの数字が 3桁。1日の訪問者数?なんか、内容の割に少なすぎる気がします。つけたばかりなのでしょうか?

それで、きっと宣伝方法やリピーターの確保に問題があると思われるので、主にそれらに付いて診断していきます。

究極の宣伝媒体「まぐまぐ」

  • 検索サイトにも登録しまくった。
  • バナーエクスチェンジも始めた。
  • メールマガジンにも応募しまくった。

その後の、最後の大型媒体と言えばまぐまぐしかありません。

まず、まぐまぐはメールマガジン発行のためのシステムであって、本来は決して宣伝媒体ではありません。しかし、新刊メールマガジンを紹介するために、週3回発行される「Weeklyまぐまぐ」の発行部数が40万部あります。これは、宣伝媒体として非常に魅力的な数字です。また、いわゆるプッシュ式のコンテンツによって、眠っていた読者を掘り起こす事ができます。

COCKFIGHT様の場合、文字が主体・定期更新があるページなので、メールマガジンとも相性が良いと思われます。そこで、宣伝の為・リピーター確保の為、メールマガジンを発行すると言うのはどうでしょうか?

利点

  1. たった一回だが、40万人の人に告知が可能。
  2. その後も、まぐまぐページで宣伝してもらえる。
  3. 定期発行する事により、忘れられる事を防ぐ。
  4. URLを記入すれば、ブックマークと同様の効果が確実に得られる。

欠点

  1. メールマガジンを発行するのは、かなり面倒。
  2. メールマガジンで満足させてしまうと、ページに来てくれなくなる。
  3. ページとメールマガジンの差別化が難しい。

このうち、欠点の2、3は「広く意見を見てもらえれば、それで良い」と考える場合、あまり気にする必要はありません。その時、ページは単なるバックナンバー置き場メールマガジンの宣伝と言う事になります。

ただ、それだと意見の交換やマルチメディア性が低くなり、少々さびしいかもしれません。そういう場合に有効な手としては、メールマガジンには最初の一段落のみ載せると言うものがあります。うまくつかめるような文章が書ければ、その続きを見るためにアクセスしてくれるでしょう。その場合、トップページではなく、その記事に直接リンクを張った方が良いです。無意味なクリックが1回入るたびに、10〜20%の人が諦めるみたいです(正確な統計ではないけど)。

あと、発行に際しての細かな注意点をいくつか。

  • Weeklyまぐまぐは、月水金発行なので、月or水で紹介してもらえるように調整する(これまでの経験では、平日の方がアクセスが多い)。
  • 目立つようなカテゴリに登録する。
  • 宣伝文を工夫する。

リピーターを呼ぶ秘訣は双方向性

情報量も大事ですが「お気に入り」に選んでもらう、重要な要素が「双方向性」です。

人は誰でも自分の意見を見てもらいたいものだと思います(身に覚えがあるでしょう?(笑))。相手が気に入った人なら、なおさらです。そして、5感をフルに活用させる事、目だけでは無く手や頭を使った場所は良く覚えてもらえるものです。

だから、意見を言う場へのアクセシビリティーが大切になってきます。

まず、掲示板へ行くまでの道のりが遠いと思います。リンクが下の方にしかありませんし、クリックした後、もう一度クリックが必要になってきます。スクロール距離・クリック数は出来るだけ少なくした方が良いでしょう。また、意見を見た後、一度戻らないと投稿できないのは不親切です。

掲示板見たい → 他人の意見を見る → 投稿

の様なスムースな流れが出来るようにした方が良いと思います。投稿への流れを重視したいのかもしれませんが、何も見ずにいきなり投稿する人は少ないのでは無いでしょうか?

同様の理由で、メール送信フォームがトップページにしか無いのは良くないと思います。各記事の一番最後にでも、リンクを載せた方が良いと思います。

その他、ふと思った事

記事の一番上に挿し絵が入ってますよね。非常に細かい事ですが、一番上より、記事の中に入れた方が良いのではないかと思います。

一つは、画像は読み込むのに時間がかかるので、「見ない」または「なんだろうと思って、立ち止まる」事があると思うからです。

さらに、「何の意味があるのか良く分からない」と言うのもあります。難しい記事の合間にホッとさせるような効果を狙うなら、記事の合間とかに入れた方が良いのではないでしょうか?(実験サンプル1サンプル2

あと、記事を読んでもらうためにはタイトルがもっとも重要になってくる構成なので、各記事のアクセス統計を取ると良いかもしれません。

まとめ
  • メールマガジンを利用した宣伝も考えてみましょう。
  • 読者参加型の企画で、積極的に来てもらいましょう。
  • 双方向性を高めて、印象に残る工夫をしましょう。


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