診 察 結 果 


 アップルショップジャパン殿 
診察日 1998年3月9日
ページ分類 企業・通販
総合評価  32.5点/100点満点
ページの性質
オリジナリティー 1点
双方向性 0.5点
デザイン 2.5点
構成 2.5点
ボリューム 2点

たんぽぽ医師による診察結果

【病名】

商品欠乏症

【症状】

 扱っている商品種類が少なく「しょぼい」です。

【治療方法】

 とにかく商品数をもっと増やす。

【その他】

 「商品数を増やす」と言ってもそんなに簡単では無いでしょうし、これではページそのものは根本的に変わらないでしょうから他の視点からのコメントを述べてみます。

  • インターネットエクスプローラーではうまく動きません。

 これは痛いです。ネットスケープでは問題なく動くのですが、市場の大きさから見てインターネットエクスプローラーでも正常動作するように至急変更する必要があります。

  • 良質な商品を販売しているからと言って、アクセス数が伸びるとは限らない。

 「良質な商品」を「大量」に販売して「有名」になればアクセス数は伸びるでしょうが、このページ内容では個々の値段が安くてもアクセス数は伸びないでしょう。まずは宣伝を如何にするかと言う事が重要ではないでしょうか?専用のバナー等を作製して、懸賞ページなどと相互リンクをするとかすればどうでしょうか?(懸賞ページとはいろいろな種類の懸賞を提供するページの事です。)後、大量購入に対しては特典を設けるとか、いくつかの商品を使って懸賞そのものをやってしまい、その線のファンを取り込むとか・・・とにかく現状では「アップルショップジャパンで買い物をするためにアクセスする人」以外のアクセスは望めません。これでは良くて現状維持、下手するとアクセス低下につながるでしょう。

  • なんでこんなに安いの?

 「力一杯コストを押さえて・・・」って答えます?はっきり言ってめちゃめちゃ怪しいです。(^^;それでも大量に商品を扱っていて宣伝もばんばんしていてそれなりに有名ならページ上で買い物しても良いかなと思いますが、現状では「え?ほんと?なんで?」と考えてそこで終わってしまいます。どういった方法でここまで値段を安く出来るのか?と言った事は機密事項かもしれませんが、ある程度は公開したほうが良いのではないでしょうか。ページには学生などもアクセスするでしょうから、「コスト」と言われてもぴんと来ないのではないでしょうか。(言葉ぐらいは知っているでしょうが。)

結論

 待っていてもアクセス数は増加しません。要は宣伝とそれに答える準備です。インターネットショッピングで天下を取るぐらいの気持ちで頑張ってください。

Dr.Beyondによる診察結果

「アンチマイクロソフト」の巻

アップルショップジャパン様は、Internet Explorerがお嫌いなのでしょうか?私は、主にIE3を使っているのですが、「ご利用方法」も「注文用紙」も開けませんでした。さらに左側のフレームにある宣伝リンクすらも開けませんでした。

JavaScriptの関係だと思いますが、これは致命的なミスです。何と言っても、訪問者の40%〜50%は注文不可能なのですから。たとえ、本当にアンチMicrosoftだとしても、売り上げの為にはそんな訳の分からないポリシーは捨てましょう。企業としてwebページを活用するなら、最低限NetscapeNavigatorとInternetExplorerでの動作確認は必要だと思います。

「インターネットは片手間で」の巻

コスト削減の為仕方ないのかもしれませんが、あまりにも「簡単に全国に宣伝する方法を見つけたよ。カタログ載せて、注文でもあれば御の字」と言う姿勢が見え見えです。そんなインターネットをなめた態度では、ユーザは見向きもしません。webページは広告でもあり、店舗でもあります。

打ちっぱなしのコンクリートの建物の中に無造作に陳列してある商品。店員に商品の事を聞いても良く分からない。レジの人も無愛想。こんな1世代前のディスカウントショップは、今のwebでは通用しません。本当に商品自体に魅力があり独自性があるなら別ですが...。

インターネットの最大の欠点は、商品を良く見る事が出来ない事です。カタログ通販でも同じ事が言えますが、次のような方法でそれを克服しようとしていると思います。

  • 明るく派手な紙面によるファッション性の高さ
  • 品質重視のブランド志向
  • 手に入りにくい・他には無い商品を扱う独自性・利便性

通販生活」と言う本を手に入れて、研究してみると、何が足りないのか良く分かると思います。

インターネットは誰にとっても手軽なメディアです。手軽にやっていたのでは沢山の似たようなページに埋もれてしまいます。ウリのあるページ構成にしていかないといけません。本気でやるなら、例えば次のようなアイデアが考えられます。

  • プロのデザイナーによる明るく派手なページにする。
  • 扱う商品に絡めた特集記事を頻繁に更新する。
  • 安さの秘訣・体制・ノウハウをつまびらかに解説したページを作る。

「検索ページ対策」の巻

検索ページの紹介文は出来る限り分かりやすく派手にした方が良いと思います。とりあえず安さが自慢なら「インターネット一安い!?」とか「ディスカウントショップ」と言うような用語を入れた方が、目に留まると思います。現在のYAHOOの紹介文では、値段の事が一言も触れられてないようなので、ウリを前面に押し出した紹介文にした方が良いと思います。

また、METAタグはこれから重要になっていくので、設定しておいた方が良いでしょう。

まとめ
  • ウリを作り、それを前面に押し出す努力をしましょう。
  • 内容はともかく、クールなデザインにしましょう。
  • IEユーザーを嫌わない様にしましょう。
  • 商品の販売先を絞ってみるのも良いかもしれません。


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