記事登録
2009年03月06日(金) 01時12分

日テレ番組の虚偽証言男、再逮捕へ 岐阜県の業務妨害容疑東京新聞

 日本テレビの報道番組「真相報道バンキシャ!」で「岐阜県が裏金づくりを続けている」との虚偽証言が放送された問題で、県警捜査二課と中津川署は、証言者とされる同県中津川市の元建設会社役員の男(58)を偽計業務妨害容疑で週明けに再逮捕する方針を固めた。

 県警などによると、男は昨年11月23日に中京テレビなど日本テレビ系列で放送された「バンキシャ!」にモザイクがかかった状態で出演。「架空工事で20年以上裏金が作られている」などとうその証言をし、番組放送後、県に大掛かりな調査を余儀なくさせて通常業務を妨害した疑いが持たれている。県は2月19日、男を偽計業務妨害容疑で県警に告訴していた。

 日テレが今月1日に放送した謝罪によると、男は中津川市職員による公金詐欺事件の共犯として起訴されており、同局の再取材にこの事件の構図を県に置き換えて話したという。県警は男がうその証言をしたとみて調べていた。5日には、日テレの足立久男報道局長らが県庁を訪れ、古田肇知事に謝罪した。

(中日新聞)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009030690003944.html