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2009年03月06日(金) 13時37分

小沢代表、事情聴取に応じる意向 代表辞任は重ねて否定東京新聞

 民主党の小沢一郎代表は6日午前、西松建設の巨額献金事件をめぐり、東京地検特捜部が小沢氏の事情聴取を検討していることに関して「そういう要望があれば、誰とでも会い、説明する」と述べ、聴取に応じる考えを示した。

 進退問題については「政治資金収支報告書について(検察と)認識の違いはあるが、それ以外の犯罪はしていない。現段階でこの問題で進退は考えていない」とし、辞任は考えていないことを重ねて強調した。

 ただ「いずれ結論が出てからだ」とも述べ、事件に一定の結論が出た段階で、進退問題をあらためて検討することに含みを持たせた。党本部で記者団の質問に答えた。

 4日の記者会見後、会見内容と矛盾する事実が相次いで報道されていることに関しては「収賄の被疑者のような報道だが、そういう事実は全くない。便宜を図ったなら、どんな捜査を受けても当たり前だが、そういうことは一切ない」と強調した。

 その一方で、具体的な献金の流れは「秘書を信頼し任せてあるので、1つ1つの現金のことは分からない」とした。

 また逮捕された西松建設前社長の国沢幹雄容疑者とは「会ったことがない」と述べた。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009030601000505.html