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2009年03月05日(木) 20時07分

携帯「圏外」人口、5万人に削減 総務省が大幅方針東京新聞

 総務省は5日、携帯電話が通じない区域に住む人の数を、昨年3月末時点の約30万人から2011年3月末までに5万人程度に減らす方針を明らかにした。割安な基地局導入などを進めることで「圏外」人口を減らし、地域格差の早期是正を目指す。

 自治体関係者や有識者らによる「携帯電話エリア整備推進検討会」を13日から開催。国や自治体の補助金活用により、設置費用が約5分の1で済む簡易基地局や衛星携帯電話の導入を検討、来年2月に新たな計画をまとめる。

 山間部や離島など携帯が通じない地域の人口は08年3月末で全国29万7000人(人口比0・2%)。県別では、岩手で2・6%、島根で1・5%、福島で1・4%、和歌山で1・3%の人がつながらない地域に住む。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009030501000798.html