記事登録
2008年12月31日(水) 23時30分

目潤ませ熱唱 森進一さん、紅白で「おふくろさん」解禁産経新聞

 大みそか恒例の「第59回NHK紅白歌合戦」(後7・20)が31日、東京・渋谷のNHKホールから生中継され、森進一さん(61)が歌唱を自粛していた代表曲「おふくろさん」を熱唱。2006年の同番組をきっかけに勃発した作詞家、川内康範さん(ことし4月に死去)との騒動は、2年を経てようやく“終息”した。

 白のスーツに身を包んだ森さんは冒頭、「歌の力、人の絆、改めて人生の尊いものを胸に深く刻んだ一年でした。これからも一筋に心を込めて歌い続けたいと願っています。作詞、川内康範、作曲、猪俣公章。『おふくろさん』お聞きください」と故人の名を挙げあいさつ。時折目を潤ませながら熱唱した。

 「おふくろさん」をめぐっては、森さんがかねてから原曲にはないセリフを加えて歌っており、作詞を手がけた川内さんが「無断で歌詞を改変している」と問題視。06年大みそかの「紅白歌合戦」でも同様にセリフ付きで歌ったことをきっかけに07年2月、川内さんが会見を開き“歌唱禁止”を言い渡した。

 その後、森さんは面会を求めるなど和解への道を探ったが、絶縁状態のまま川内さんが死去。11月、川内さんの遺族と和解したことが発表され、原詞で歌うことを条件に歌唱の解禁が実現した。

【関連記事】
「私の不徳の致すところ」と森進一さん 「おふくろさん」解禁会見
【森進一会見】(1)「先生のご了解を得ていると誤解していた」
右手負傷なんの! あゆ、紅白トップバッターで熱唱
倖田來未、紅白リハで中居とニアミス
週刊文春の交際報道に中居「浅はかだ!」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081231-00000556-san-ent