年末年始を海外や古里で過ごす人たちの出国、帰省ラッシュが30日、中国地方でもピークを迎えた。広島空港(三原市)やJR広島駅(広島市南区)は、大きな荷物や土産を抱えた家族連れたちでにぎわった。
広島入国管理局によると、年末年始(今月26—1月6日)に広島空港を発着する海外便予約者数は1万2590人。急激な景気悪化で前年同期の実績より約1割少ない。帰国は2日がピークとみている。
広島駅では、下り新幹線の指定席は終日ほぼ満席。午後には乗車率が160%の列車もあった。
帰省、Uターンは分散傾向で、日本道路交通情報センターによると、中国地方の高速道では渋滞などはなかった。
【写真説明】海外に向けて出発する旅行客が列をつくった広島空港国際線出発ロビー(30日午前11時40分)