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2008年12月31日(水) 13時26分

住民ら助け合い 福祉後押し中国新聞

 江田島市は、能美町中町と沖美町三高の2地区をモデル地区として、住民の助け合いで地域の福祉課題に対応する「小地域福祉活動推進事業」に取り組んでいる。成果は年度内に策定する市地域福祉計画に反映する予定で、行政が積極的に関与するのは広島県内の自治体では先進的な取り組みとなる。厚生労働省の有識者会議が昨年度末、「行政と住民の協働による新しい福祉」を提言したことを受け、市社会福祉協議会に委託して実施している。

 中町地区では、福祉課題解決のアイデアを考える初めてのワークショップ「中町しおかぜ談義」がこのほど、市農村環境改善センターであり、住民約25人が参加した。住民アンケートで多かった「買い物」「1人暮らしの不安やさみしさ」など、5つの課題をグループで討論。参加者からは「ごみ出しなどの時に協力するご近所グループをつくっては」といった意見が出された。

【写真説明】中町地区のワークショップで、地域福祉の課題についてアイデアを出し合う住民ら

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812310015.html