記事登録
2008年12月31日(水) 13時26分

お節品定め 市場大にぎわい中国新聞

 年の瀬が押し迫った30日、広島市内でも迎春準備に追われる人々が目立った。西区の市中央卸売市場では、恒例の「止め市」で1年の締めくくり。南区の愛友市場は、お節料理の食材を品定めする買い物客でにぎわった。

 愛友市場では「いらっしゃい」「お買い得よ」と、客を呼び込む声が飛び交った。市場には、正月の食卓を彩る鮮魚や肉、もちなどがずらり。精肉店は、店先に用意した台で客の求めに応じて肉を切り分けていた。

 市中央卸売市場の「止め市」では、鮮魚を囲む競り人の威勢のいい掛け声が響いた。午前3時15分、競りの開始を告げる鐘の音が鳴った。仲卸業者たちは、目当ての魚を次々と競り落としていった。

 荷受けの広島魚市場(西区)によると、天然ブリの卸値は、前年より2、3割安の1キロ3000円前後。養殖ブリは、前年並みの1キロ700円—1400円での取引となった。

【写真説明】客とやりとりをしながら要望に応える精肉店員

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812310039.html