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2008年12月31日(水) 13時48分

広大がリウマチ膠原病科新設中国新聞

 広島大病院(広島市南区)は来年1月、診療科にリウマチ・膠原(こうげん)病科を新設する。専門分野を超えたチーム医療などで実績がある富山大大学院の杉山英二准教授(53)が教授に就き、3人態勢で高度医療や専門医の育成に当たる。

 リウマチと膠原病の患者は、これまで血液内科や整形外科で年間300—400人を診ていた。近隣では中区の広島市民病院や広島赤十字・原爆病院にも診療科があるものの、市内だけで5000—1万人の患者がおり、専門医を育てる必要があると判断した。

 公募で教授に選ばれた杉山氏はチーム医療に長年取り組み、富山大や地域の病院での臨床経験が豊富な点が評価された。全身の疾患であるリウマチや膠原病は、他の診療科との連携による治療ニーズが高まっている。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812310021.html