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2008年12月31日(水) 13時48分

認知症支援へ初の連携組織中国新聞

 認知症のお年寄りや家族を支援しようと、広島市東区内の医療機関や住民団体などが連携し、「認知症支援ネットワーク」を発足させた。地域を上げた取り組みは広島県内で初めてという。高齢化率の高い戸坂地区をモデル地区として活動、今後、区内全域で進める。

 ネットワークは地区の包括支援センターや介護事業所、民生委員など9機関、団体が参加。センターを中心とし、それぞれの取り組みや情報を共有するなどして、地域の中で認知症患者の早期発見や対策を取れるよう協力を深める。

 市戸坂福祉センターで25日にあった初会合には約30人が参加。高齢者のサロンを開いている住民団体の取り組みを紹介したり、認知症患者を支援する施設などを載せた地域マップ作りについて意見を交わしたりした。

 今後、住民に認知症への知識を深めてもらう講演会を開くほか、支援者を養成する研修会を実施するという。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812310038.html