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2008年12月30日(火) 19時36分

捜査幹部が献花、解決誓う 一家殺害事件から8年中国新聞

 東京・世田谷で二〇〇〇年十二月、会社員宮沢みやざわみきおさん=当時(44)=の一家四人が殺害された事件の発生から八年となる三十日、事件現場となった世田谷区上祖師谷三丁目の宮沢さん方で、警視庁の捜査幹部が献花し、あらためて事件の解決を誓った。

 現場には犯人が残した多くの遺留品や指紋があったが、これまでに延べ約十八万人の捜査員を投入した捜査は難航。最重要の未解決事件と位置付ける警視庁は現在も七十人態勢の捜査本部で、宮沢さんの交友関係や周辺住民への聞き込みを重ねている。

 三十日は午前十一時ごろ、捜査員ら約三十人が並ぶ前で、警視庁の舟本馨ふなもと・かおる刑事部長が、玄関前に置かれた四人の遺影に白菊の花束を献花。捜査員らが黙とうした。手を合わせる近所の住民の姿もあった。

 警視庁は新たな情報を求めたいとして三十日、現場近くの小田急線や京王線の駅で市民にちらしを配った。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200812300233.html