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2008年12月30日(火) 16時38分

株式市場に「厳しい風」 大納会、オグシオも参加中国新聞

 東京証券取引所は三十日、今年最後の取引日となる大納会を迎え、北京五輪で「オグシオ」ペアとして活躍したバドミントン選手の小椋久美子おぐら・くみこさん(25)と潮田玲子しおた・れいこさん(25)らが式典に参加し、取引終了の鐘を打ち鳴らした。

 今年の株式市場は大幅に下落するなど激動の一年となり、東証グループの斉藤惇さいとう・あつし社長は「経験したことがないほど厳しい風にさらされた。われわれは何度も不況を乗り越えて歴史をつくってきた。来年に向けて建設的な考え方で前進していきたい」と強調した。

 小椋さんは「今年は五輪などいろいろな経験ができて光栄だった」と振り返り、潮田さんも「たくさんの方々の応援を感じた。来年も皆さん一緒にがんばりましょう」と力強く呼び掛けた。

 式典には北京パラリンピックの競泳金メダリスト鈴木孝幸すずき・たかゆきさん(21)も出席。全員の手締めで一年を締めくくった。

【写真説明】東京証券取引所の大納会で、鐘を打つ小椋久美子さん(左)と潮田玲子さん=30日午前、東京・日本橋兜町

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200812300187.html