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2008年12月30日(火) 19時15分

日本IBM社長に橋本専務 大歳社長は会長、若返りへ東京新聞

 日本IBMは30日、橋本孝之専務執行役員(54)が社長に昇格し、大歳卓麻社長兼会長(60)が会長職に専念するトップ人事を発表した。2009年1月1日付。

 大歳社長の社長在任期間が9年を超えたことや、同社が主導してきた三菱東京UFJ銀行のシステム統合が年内に完了したこともあり、若返りを図る。

 日本IBMは製品価格の下落や景気の悪化で08年度に厳しい業績を強いられており、正社員約1000人の早期退職を実施。事業開発を担当する橋本専務が新社長に就任し、業績回復を目指す。

 大歳社長は会社の内規で役員定年が60歳となっているため、取締役を退任し、会長として財界活動などに注力する。

 都内で記者会見した橋本専務は「経済環境の変化を前向きにとらえ、成長への布石を打つ」と抱負を述べた。大歳社長は「新しい時代に向け、新しいリーダーでやってもらう」とした。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008123001000330.html