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2008年12月30日(火) 16時36分

バングラ総選挙、アワミ連盟圧勝 7年ぶり政権奪取東京新聞

 【ダッカ30日共同】バングラデシュで29日に投票が行われた議会(1院制、定数300)選挙は、選挙管理委員会が30日に明らかにした非公式集計によると、1996−2001年に政権を担ったアワミ連盟(AL)が全議席の3分の2以上を獲得し圧勝。約7年ぶりに政権を奪取し、同党のハシナ党首が首相に返り咲くのが確実となった。

 約2年の非常事態を経て実施された今回の投票は大きな混乱なく終了。ALと並ぶ2大政党バングラデシュ民族主義党(BNP)は、ジア前政権での汚職体質が批判され大敗した。

 選管の30日午前までの集計では、ALが229議席、国民党(JP)が27議席、BNPは27議席などとなっている。

 バングラデシュでは、1991年からBNPとALが交代で政権を担ってきた。ALのハシナ元首相とBNP党首のジア前首相の女性指導者2人はともに昨年、汚職容疑などで逮捕されたが、その後保釈され、政界に復帰していた。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008123001000274.html