【オーベルホフ（ドイツ）３０日共同】アルペンスキー男子回転の日本のエース佐々木明（ＰＪＭ）は３０日、２０１０年バンクーバー五輪で初採用されるフリースタイルスキーのスキークロスに出場することを目指し、今季のワールドカップ（Ｗ杯）に挑戦することを明らかにした。
オフに障害コースを滑ることが多かった佐々木は、スキークロスの五輪実施が決まったときから本格参戦に関心を持ったという。世界トップレベルでアルペンとフリースタイルの両方に参戦する選手は極めて異例だが「出るからには五輪でメダルを目指す。チャンスがあるのに狙わなければ後悔する」と意欲を口にした。
デビュー戦は２月１９日にノルウェーで行われる今季第６戦になる予定で、３月にも１試合に出場する見通し。来年夏にはニュージーランドの大会に出場するプランもあるという。佐々木は１１月上旬に全日本スキー連盟に出場を申し入れ、アルペンとフリースタイルの選手登録を申請していた。