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2008年12月30日(火) 00時47分

北アで遭難者の救助相次ぐスポーツ報知

 岐阜県警山岳警備隊は29日朝、同県高山市の北アルプス・西穂高岳(2908メートル)で前日に山頂付近から滑落した大阪府和泉市の中学教諭西川良子さん(36)を発見、ヘリコプターで救出した。左太ももにピッケルが貫通し重傷という。

 また同岳では、登山中の同志社大山岳部の学生7人のうち、手首などに凍傷を負って救助要請した1年の男子学生2人と、下山中に約200メートル滑落して軽傷を負った新潟県柏崎市上方の無職金子美江さん(46)が29日、いずれもヘリで救出され病院に運ばれた。

 北アルプス・槍ケ岳(3180メートル)でも同日、川崎市の会社員大塚啓一さん(43)が尾根から約300メートル下に滑落、左ひざをねんざし、岐阜県警がヘリで救助した。

 一方、北アルプス抜戸岳(2、812メートル)で雪崩に巻き込まれ、27日から行方不明となっている静岡市の高校教員桑原義仁さん(48)と会社員塚田征義さん(39)の捜索は29日朝から約20人態勢で行われたが、この日も発見できず、県警は30日朝から再開する予定。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081229-OHT1T00138.htm