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2008年12月30日(火) 09時58分

地域が育てる本好きの笑顔中国新聞

 岩国市灘町の主婦たちがボランティアで週1度、灘小学校で15分間の本の読み聞かせをしている。同小の卒業生の親でつくる「パンプキンの会」。「地域の子どもは地域で育てたい」と、昨年から活動を続ける。

 「今日はパンプキンの方々の読み聞かせがあります」。昼休みの放送を聞きつけ、約20人の児童が図書館に集まった。森川孝子さん(46)とメンバーの一人、池内美代子さん(46)を囲んで小さな笑顔が並ぶ。

 「ふゆじたくのおみせ」など低学年向けに絵本2冊を用意。読み聞かせが始まると、子どもたちは身を乗り出し目を輝かせて聞き入った。2年大迫鈴奈さんは「読書は苦手だけど読んでもらうと面白い。きょうの本は自分でも読めそう」と、本への関心を示す。

【写真説明】池内さんの絵本の読み聞かせを熱心に聞く児童

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812300004.html