坂田、広島入り 決戦へ気合（中国新聞）
大みそかに５度目の防衛戦を控える世界ボクシング協会（ＷＢＡ）フライ級王者の坂田健史（協栄、広島県府中町出身）が29日、会場となる広島市に入った。帽子を目深にかぶってマスクをした王者の眼光は鋭く、31日の防衛戦へ気合をみなぎらせていた。
午後６時すぎ、金平桂一郎会長らとともに帰省客で混雑するＪＲ広島駅に到着。「広島に来るのはいつも帰省するときだけだった。試合で来るのは初めてで緊張感はあるが、熱い良い試合をしたい」と抱負を口にした。
大みそかの世界戦は日本ボクシング界初。「良い状態でリングに上がれる。１年の最後に広島を盛り上げたい」と王者として年を越すことを誓った。30日は前日計量と調印式がある。
【写真説明】体調に注意を払い、マスク姿で広島入りした坂田（中央）。左は金平会長（撮影・今田豊）