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2008年12月29日(月) 00時00分

スケジュール徹底管理読売新聞


ネットと携帯を連動させて効果的に日程管理

 今年もあと3日。年末年始は帰省や初詣でなどでスケジュールが立て込み、大事な約束を忘れないか心配だ。複数の日程管理ソフトを組み合わせ、こまめに更新したり、携帯電話も組み合わせたりすれば、目まぐるしく変わる予定にも対処しやすい。便利なソフトを利用し、新年も忙しい毎日を乗り切ろう。(高田真之)

STEP1  グーグル・カレンダーへ

 さまざまな日程管理ソフトのうち、検索サイトのグーグル(http://www.google.com/)がネット上で提供するグーグル・カレンダーを使ってみた。

 すでに、アカウント(ID)がある人なら誰でもすぐに利用可能だし、新たに取得する際もウェブサイト上で表示される手続きに沿えば簡単にできる。

 画面は、日、週、月別のカレンダーに30分刻みで予定を書き込めるので、システム手帳のように使いやすい。

 便利なのは、詳細な住所を書き加えると、「グーグル・マップ」の機能で地図を表示してくれる点だ。

STEP2  別ソフトの日程反映

 グーグル・カレンダーは、「マイクロソフト・オフィス・アウトルック」など、他の日程管理ソフトと連動させ、内容を自動更新させることが可能だ。グーグルのサービスはインターネット経由でデータ更新するので、地下鉄など、ネットにつなぎにくい場所だと使いづらい。まず別ソフトに日程を打ち込み、ネットを介してグーグルに反映させるのだ。試しに自分が使っている「モジラ・サンダーバード」というソフトに日程管理機能を追加し、同期させてみた。このソフトに、グーグル・カレンダーのアカウントを入力しておき、ネットにつなぐと、書き込んだ日程が自動的に反映される。

STEP3  携帯メールに事前通知

 せっかくソフトを使って管理しても、確認を怠ったり、予定そのものを忘れてしまうと、意味がない。グーグル・カレンダーの場合、あらかじめ設定した時刻になると、電子メールに予定を通知する「リマインダー機能」があるので、積極的に活用しよう。

 携帯電話に通知する場合は、設定画面の「モバイルの設定」を選ぶ。自分の携帯電話のメールアドレスを登録すると、通知時間を決める画面に移行する。試しに「10分前」と設定してみた。実際、うっかり忘れていた大事な打ち合わせの前に、予定を知らせるメールが携帯電話に届き、事なきを得た。

更新後は確認を 更新後の日程をしっかり確認する。ソフトによってはうまく更新されない場合があるので注意。 事前通知のタイミングを考えよう。あまり直前過ぎると、手遅れの時がある。
日記もつけられる

時之助
 総合スケジューラーと日記をセットにしたソフト。仕事でもプライベートでも使える。スケジュール管理はマス表示で見やすい。忘れてはいけないことをメモするToDoリストも作れ、タイマー通知やエクセル出力などの機能も。メーカーの専用サーバーを利用すれば、携帯電話でも使える。ビットファーム 標準価格6300円

Schedule Watcher
 カレンダー、ToDoなどを1つの画面で確認できるスケジュール管理ソフト。卓上カレンダーに書き込む感覚で使える。OSによっては、USBメモリーに入れて持ち運べる。URLはhttp://www.geocities.jp/sako_software/index.html(YOMIURI PC編集部)

http://www.yomiuri.co.jp/net/column/dennou/20081226nt0a.htm