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2008年12月29日(月) 13時16分

“橋下先生”が教壇に、「裁判員・ケータイ」中学生と語る?読売新聞

 大阪府の橋下徹知事が、同府池田市で中学校の教壇に立つことになった。

 東京都杉並区立和田中前校長の藤原和博さんが提唱する授業「よのなか科」の特別講師として登場する計画。早ければ来年2月にも実現の見込みで、「教育日本一」を目標に掲げる〈橋下先生〉が、子どもたちに熱弁を振るうことになりそうだ。

 よのなか科は、生徒らが地域の大人たちとともに特定のテーマについて論議する授業。藤原さんが有料夜間授業「夜スペシャル」(夜スペ)とともに実践し、有名になった。公立校改革に意欲をみせる橋下知事の意向で、府教委が各市町村教委と導入について協議している。

 池田市では池田中が取り組む予定。同市の倉田薫市長が夏頃、「生徒の刺激になるので、ぜひ参加してほしい」と橋下知事に持ちかけたという。

 授業で取り上げるテーマは、橋下知事の弁護士としてのキャリアを生かした「裁判員制度」や、公立小・中学校への持ち込み禁止が話題を呼んだ「携帯電話」などの案が浮上。知事が学校に出向き、生徒たちと議論を戦わせる。

 倉田市長は「全国的に注目を集める橋下知事が参加してくれれば、生徒たちも喜ぶだろう」と意欲を見せている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081229-00000021-yom-soci