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2008年12月29日(月) 20時22分

NY原油、42ドル台に上昇 中東情勢緊迫化で供給懸念東京新聞

 【ニューヨーク29日共同】29日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は、イスラエル軍によるガザ地区のパレスチナ強硬派ハマスに対する攻撃を受け、供給懸念が高まったことから、取引の中心となる米国産標準油種(WTI)2月渡しが一時、早朝の時間外取引で1バレル=42ドル台に上昇した。

 世界的な景気悪化による需要減を見越し、石油輸出国機構(OPEC)が17日に過去最大の減産を決定した後も原油相場は下落傾向が続いていたが、中東情勢の緊迫化で前週末比4ドル超値上がりした。

 19日にはほぼ4年10カ月ぶりの安値水準となる1バレル=32・40ドルまで下落しており、1週間余りで約10ドル上昇したことになる。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008122901000478.html