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2008年12月29日(月) 18時54分

野村、JOCスポンサーを降板 金融危機の影響で東京新聞

 野村ホールディングスは29日、日本オリンピック委員会(JOC)とのオフィシャルパートナー契約を2009年以降、更新せずスポンサーから降りる方針を明らかにした。

 金融危機の影響による業績悪化を受けて進めている広告・宣伝戦略見直しの一環。これによる具体的な経費削減額は公表していない。オフィシャルパートナーは原則、1業種で1社が契約でき、野村は社会貢献活動として1999年から参加した。現在の契約は、05年1月から08年末までの4年間だった。

 経営再建中の米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)傘下の損害保険会社、AIU保険も来年以降の契約を更新しないことが判明している。

 野村は世界的な市況低迷を受け、09年3月期連結決算で多額の損失計上が避けられず、破たんした米証券大手リーマン・ブラザーズの一部買収に伴う費用も経営を圧迫する見通しだ。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008122901000442.html