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2008年12月29日(月) 11時19分

ガザ、夜間空爆で6人死亡 死者298人に東京新聞

 【エルサレム29日共同】イスラエル軍は28日夜から29日にかけ、パレスチナ自治区ガザ地区で強硬派のイスラム原理主義組織ハマスの拠点であるイスラム大学や警察署などを空爆、救急当局者によると、計6人が死亡した。ロイター通信によると、27日の空爆開始以来のパレスチナ人死者は298人となった。

 AP通信によると、ガザ南部ラファのエジプトとの境界では、パレスチナ人グループが境界壁の数カ所を爆弾やブルドーザーで破壊し、パレスチナ住民数百人がエジプトに一時越境したが、境界はエジプト治安部隊によって再封鎖された。この間、パレスチナ人と治安部隊の間で銃撃戦があり、治安部隊員1人が死亡した。

 ラファの境界壁はことし1月に武装勢力に爆破され、住民が大量越境したことがある。

 もう1つの自治区であるヨルダン川西岸の各地では28日、空爆に抗議するパレスチナ人がデモや集会を開き、イスラエル軍との衝突で2人が射殺された。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008122901000005.html