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2008年12月28日(日) 11時01分

2008年間ダイジェスト:/2 スポーツ・教育 /北海道毎日新聞

 ■スポーツ
 ◆レラカムイ北海道の1年目は最下位(3月1日)男子バスケットボール日本リーグ(JBL)に参入したレラカムイは8勝27敗の最下位に終わった。
 ◆センバツに駒大岩見沢出場(3月22日)1回戦で成章(愛知)と対戦し、2—3で惜敗した。
 ◆夏の甲子園に駒大岩見沢と北海が出場(8月)駒大岩見沢は1回戦で下関工(山口)を8—6で破り、北北海道代表として9年ぶりの夏勝利。2回戦で盛岡大付(岩手)を8—3で降したが、3回戦では智弁和歌山に3—15で敗れた。南北海道代表の北海は1回戦で東邦(西愛知)に10—15で敗れた。
 ◆都市対抗野球にJR北海道が出場(9月3日)4年連続7回目出場のJR北海道が優勝候補の日本通運(さいたま市)を7—3で降し、1回戦を突破。2回戦は富士重工業(太田市)に2—9で敗れた。
 ◆秋の高校野球全道大会で鵡川優勝(10月6日)決勝で北海学園札幌を破り、5年ぶり2回目の優勝。
 ◆Fリーグに参入決定(10月16日)日本フットサルリーグに、来季から北海道を拠点に活動する「エスポラーダ北海道」の参戦が決まった。
 ◆北海道日本ハムが3年連続の日本シリーズ進出逃す(10月22日)パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)第2ステージで埼玉西武に敗れ、3年連続の日本シリーズ進出を逃した。梨田昌孝監督就任1年目は73勝69敗2分けでレギュラーシーズン3位。
 ◆WRC開幕(10月31日)自動車の世界ラリー選手権(WRC)「ラリージャパン」が開かれ、札幌ドームでも競技が行われた。大会ではセバスチャン・ローブ(フランス、シトロエン)が5年連続5度目のドライバー選手権を決めた。
 ◆全日本剣道選手権で準優勝(11月3日)道警機動隊の若生大輔巡査部長(六段)が準優勝と活躍した。
 ◆ホクレンが全国実業団女子駅伝で3位(12月14日)2時間15分19秒で、昨年の5位を上回る過去最高の成績となった。
 ◆21世紀枠は北海学園札幌(12月15日)来春のセンバツ「21世紀枠」候補校に北海道からは札幌市の北海学園札幌が選出。大会は甲子園球場で来年3月21日に開幕する。
 ◆札幌山の手の29位が最高(12月21日)全国高校駅伝で、男子の札幌山の手は29位と3回目の出場で過去最高順位を獲得。女子の札幌静修は50位、室蘭大谷は57位。
 ◇北京五輪、道内選手が活躍
 北京五輪(8月8日開幕)では道内選手が夏季五輪としては初となる4個のメダルを取った(過去最多はアテネ五輪の3個)。
 柔道女子70キロ級では旭川市出身の上野雅恵選手(29)=三井住友海上=がアテネ五輪に続く金メダルを獲得した。5試合中4試合で一本勝ちと危なげない試合運びをみせ、得意の足技から寝技への連係攻撃がさえた。柔道での五輪連覇は史上6人目。旭川市からは特別表彰、道からは感謝状を贈られた。復帰戦は来年4月の「全日本女子選手権」となる見込み。
 体操男子団体総合では坂本功貴選手(21)=札幌市出身=が銀メダル▽陸上男子四百メートルリレーで高平慎士選手(24)=旭川市出身=は銅メダル▽競泳男子四百メートルメドレーリレーで佐藤久佳選手(21)=苫小牧市出身=が銅メダルをそれぞれ獲得。さらに、射撃の福島実智子選手(45)=八雲町出身▽自転車の沖美穂選手(34)=清水町出身=が3大会連続出場。陸上女子百メートルの福島千里選手(20)=幕別町出身=は日本勢56年ぶりの代表に選ばれた。
 ◇コンサがJ2降格
 6年ぶりにJ1へ復帰したコンサドーレ札幌は第29節の柏レイソル戦(10月19日)で敗れ、J2降格が決まった。シーズン5試合を残しての降格決定は史上最速タイ記録。シーズン成績は4勝24敗6分けで、ホーム戦勝利も札幌ドームでのジュビロ磐田戦(4月12日)での1勝に終わった。
 札幌は昨季、堅守でJ1昇格を決めたが、今季は70失点と守備陣が崩壊した。昨年、チームをJ1へと導いた三浦俊也監督は「失点が多く勝ちパターンを作れなかった」と述べ、引責辞任した。
 来季はチーム強化費が今季より約3億円少ない約4億6000万円と厳しい状況になる。チームを運営する北海道フットボールクラブ(HFC)の矢萩竹美社長は「1年でJ1に復帰する」と立て直しを図る。
 ■教育
 ◆スト参加の組合員1万2500人を懲戒処分(2月27日)道教委は査定昇給制度の導入に反対して、1月30日に実施された1時間の時限ストに参加した北海道教職員組合(北教組)の組合員1万2551人を戒告の懲戒処分とした。
 ◆27市町村が給食費値上げを決める(3月10日)原油高騰のあおりで食材の値上げが相次ぐ中、道内27市町村が4月から給食費を値上げすることが道教委の調査で分かった。その後、11市町村が追随値上げを決めた。
 ◆教員採用試験の面接官用の文書が流出(4月7日)06年に実施された小中高校の教員採用試験で、札幌市教委が使った面接官が使用する要領などの文書が流出した疑いが明らかになった。その後、道教委の面接官用の文書の流出も明るみに出て、試験の信頼性が揺らいだ。
 ◇札幌でG8大学サミット
 ◆G8大学サミットが開幕(6月30日)北海道洞爺湖サミット開催に合わせて、世界の知の頂点に立つ14カ国35大学の学長らが札幌に集まって、G8大学サミットを初開催。持続可能な社会づくりに向けた大学の役割を示した札幌宣言を採択した。
 ◆教育長の非常勤化も可能な条例可決(9月2日)宗谷管内中頓別町議会が教育長の非常勤化も可能とする全国初の条例案(議員提案)を可決。これに対し、町教委は従来通り教育長を常勤とする決定をした。
 ◆公立高校入試で出題ミス(10月6日)3月に実施された公立高校入試の社会の問題で、税金の仕組みを問う出題でミスがあったことが判明。採点の見直しを行った結果、不合格とした1人が合格ラインに達していたため、道教委は受験生に謝罪し、入学できる救済措置を決めた。
 ◆縄文遺跡群が暫定リスト入り(12月15日)政府は世界文化遺産に国内から推薦する候補を記載する暫定リストに、「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」など3件を追加することを決めた。
 ◆道教委が46協定を全面破棄(12月26日)道教委は全国で唯一残っていた「教職員の勤務条件に関する協定書」(46協定)を全面廃棄した。北海道教職員組合、北海道高校教職員組合と4月から話し合いを続けてきたが合意は得られないまま、全面破棄を決めた。

12月28日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081228-00000014-mailo-hok