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2008年12月28日(日) 12時00分

4大河川流域を文化・観光空間に、来年から事業推進YONHAP NEWS

【ソウル28日聯合】漢江、錦江、栄山江、洛東江の流れに沿って歴史文化資源を復元し、4大河川流域を文化・観光・レジャースポーツ空間に開発する「文化が流れる4大江再生」事業が来年から進められる。
 文化体育観光部の柳仁村(ユ・インチョン)長官は27日の業務報告で、4大河川再生事業と連携して文化生態探訪路を開発し、自転車散策道を造成するなどエコ観光基盤施設を拡充するとともに、文化資源を活用するため「4大江流域郷土文化地図」を制作すると明らかにした。4大河川にリンクした文化観光資源の開発に来年だけで総額522億ウォン(約36億円)を支援し、51事業を進める方針だ。

 これを通じ、漢江流域の京畿道・楊平に「夕立の村」、錦江流域の忠清北道・玉泉に「大清湖周辺の憩いの場」、栄山江流域の全羅南道・羅州に「栄山江歴史文化団地」、洛東江流域の慶尚北道・栄州に「バイク文化探訪路」などを造成する。

 文化体育観光部はまた、4大河川流域に指定文化財110点、埋蔵文化財251点などが分布しているものとみて、これを文化資源として活用するため、来年から郷土文化地図の作成に入る。4大河川流域をはじめとした地方経済の文化的活性化を目指し、全国主要大学の講義と連携して地域文化資源のブランド化も進める。

 同部は文化を通じた経済再生と雇用創出を目標に、来年度は主要事業費2兆5988億ウォンのうち1兆6154億ウォンを早期執行し、1月中に3000億ウォンを投入する計画だ。

 一方、観光分野では韓流商品などの海外マーケティングを強化し、来年には日本人観光客をことしから6.3%多い250万人、中国人観光客を同15.4%増の150万人誘致したい考えだ。

 スポーツの活性化に向けては、来年中に2385億ウォンを投じ、全国に生活スポーツ公園18か所・国民スポーツセンター52か所などを造成するほか、専門スポーツ施設も116か所を拡充する。
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