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2008年12月28日(日) 20時26分

金融危機で香港旅行客数5%の微増、大陸からは2ケタ増サーチナ

 香港政府観光局(HKTB)の田北俊(ジェームス・ティエン)主席は香港への旅行客数が2008年通年で前年と比べてわずか5.1%程度の伸びにとどまるとの見解を示した。期初には8%増を見込んでいたが、世界的な金融危機が香港訪問を圧迫したという。しかし、中国大陸からの旅行客は前年比12%ほどの成長になるという。

 12月20日までに、香港を訪れた旅行客数は延べ2848万人。そのうち欧米からは11%減、東南アジアからは6%減となっている。一方で中国大陸からは引き続き2ケタ成長を続けており、香港を訪れた全旅行客数の50−60%に達するという。

 香港メディアでは09年の旅行客数の伸びを5%程度になるだろうとの論調が目立つが、田主席は「金融危機の影響を受け、来年の予想をするのは難しい。しかし、中国大陸からの旅行客は引き続き2ケタ成長が望めるだろう」との見通しを示した。

 写真は、中国大陸からの旅行客の女の子が香港ディズニーランドのパンフレットを熱心に読んでいるところ。(編集担当:鈴木義純)

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