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2008年12月28日(日) 21時05分

降雪、車両トラブル…各新幹線で運休・遅れ相次ぐ読売新聞

長野新幹線の運転一時見合わせの影響で混雑するJR東京駅(28日午前10時4分)=三浦邦彦撮影
長野新幹線の運転一時見合わせの影響で混雑するJR東京駅(28日午前9時58分)=三浦邦彦撮影

 長野、山形、秋田各新幹線は28日、降雪や車両トラブルなどのため運休や遅れが相次ぎ、帰省客ら計約2万8500人に影響が出た。

 長野新幹線は午前7時3分頃、長野県千曲市内を走行中の長野発東京行き上りの「あさま506号」(8両編成)が異常を感知したため、点検のため線路上で停止した。運転士が調べたところ、ブレーキがかかったままの状態になっていた。

 JR東日本によると、長野新幹線は上下線計16本が運休したほか、最大で約2時間40分遅れ、約1万人に影響が出た。

 異常があった列車は、長野—上田駅間の高架線路上で停止し、乗客53人は午前8時30分頃、隣に停止した下り列車に線路上で乗り換え、長野駅で降りた。

 27日も倒木の影響で16本が運休した山形新幹線は、28日午前8時頃、在来線の奥羽線板谷駅(山形県米沢市)で、線路上に積もった約70センチの雪のため普通列車が立ち往生した影響で、東京発新庄行き下りの「つばさ101号」(7両編成)が同10時頃、奥羽線庭坂駅(福島市)から福島駅へ引き返した。

 奥羽線と同じ線路を走行している山形新幹線は、福島—米沢駅間で計26本が運休するなどし、約9500人に影響が出た。

 秋田新幹線は、秋田—大曲間の2か所で、風速20メートルを超える強風を観測し、始発から徐行運転した。

 上下線計9本が運休し、最大で約4時間の遅れが出て、約9000人に影響が出た。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081228-OYT1T00449.htm