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2008年12月28日(日) 22時53分

三洋電機が7年連続V、「勝利優先」オグシオペア復活なし読売新聞

NEC SKYの藤井・垣岩組を破った三洋電機の潮田(手前右)、森組(後方応援の左から2人目は小椋)(札幌市の北海道立総合体育センターで)=原中直樹撮影

 バドミントン・日本リーグ(28日・北海道立総合体育センター)——今季最終戦が行われ、女子は三洋電機がNEC・SKYとの全勝対決を2—1で制し、7年連続14度目の優勝を飾った。

 7連覇はリーグ記録の更新。末綱聡子、前田美順(みゆき)組の快勝でNECが先勝したが、三洋は潮田玲子、森かおり組の活躍などで逆転した。

 男子はNTT東日本が2年連続17度目の優勝を果たした。

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 7連覇が決まり、小椋久美子と潮田玲子が抱き合った。ペアとしてではなく、チームメートとして。熱狂的な人気、北京五輪で8強入り、そして突然のペア解消。

 リーグ最終戦も同じコートに立つことなく、オグシオの激動のシーズンが終わった。

 三洋電機のペアは小椋と脇坂、潮田と森。優勝をかけた大一番でオグシオを一時的に復活させる選択肢もあったが、「チームとして勝つことを優先した」と喜多監督。

 小椋ペアは敗れたものの、シングルスの広瀬栄理子と潮田ペアが勝ち、狙い通り2—1で勝利。連覇の記録をまた一つ積み上げた。

 有終の美を飾ったが、小椋と潮田の新パートナーはまだ白紙の状態だ。実力と知名度が飛び抜けているだけに、日本協会内部には人気ペアの再結成を望む声も根強い。2人が来季、どんな道を歩むのか。しばらく目が離せない。(佐藤謙治)

http://www.yomiuri.co.jp/sports/news/20081228-OYT1T00331.htm