記事登録
2008年12月28日(日) 18時40分

ゆうちょ銀、1月5日から他行と接続…ただし混乱の予想も読売新聞

 日本郵政グループのゆうちょ銀行は2009年1月5日午前8時30分から、全国の銀行などが振り込み処理などに使っているコンピューターシステム(全銀システム)に接続する。

 接続後は1431の金融機関と相互に振り込みができるようになる。

 接続作業のため、31日午後5時から09年1月4日午前9時まで、現金自動預け払い機(ATM)の稼働を休止する。

 ゆうちょ銀と全銀システムで使われている口座番号は、けた数が違うため、他行からゆうちょ銀の口座に振り込むには通常の口座番号とは違う専用の番号が必要となる。専用番号の周知は必ずしも十分といえず、1月5日以降、混乱も予想される。

 専用番号は口座番号から一定の法則に基づいて割り出すことができるが、法則は複雑だ。ゆうちょ銀では各金融機関に対して、ATMコーナーなどで周知を図るよう要請している。ただ、対応は各金融機関任せとなっている。

 また、ゆうちょ銀口座の持ち主には、通帳を郵便局に持参すれば専用番号を印字して、持ち主が振込人に知らせる際の利便性を高めようとしている。これも、25日時点で全体の2割程度にあたる約2000万口座しか印字を終えていない。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20081228-OYT1T00398.htm