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2008年12月28日(日) 13時35分

京づくし婚礼福袋888万円也…十二単/鼓/なれ初め本読売新聞

 十二単(ひとえ)を着て神社で挙式後、能楽を聞きながら披露宴。記念品は漫画家が二人の物語を描いた特製本——。

 京都ならではという結婚式プランの「福袋」を、京都高島屋(京都市下京区)が1組限定で売り出す。末広がりにあやかった価格は888万8888円で、来年1月2〜6日に受け付け、応募が複数の場合、抽選する。

 挙式は、源氏物語千年紀にちなむ「古典の日」の11月1日に平安神宮で行い、新婦は十二単姿で臨む。ホテルの披露宴(80人分)では能楽囃子(はやし)大倉流大鼓方の大倉正之助さんが祝いの鼓を演奏。「一澤信三郎帆布」のカバンに引き出物を入れる。

 特製本は、人気漫画家、一条ゆかりさんが二人のなれ初めを3ページの漫画に仕立て、表装は老舗の表具店が手がける。

 インターネットで「福袋研究会」を主宰するフリーライターの恩田ひさとしさんは「景気が悪いからこそ、お正月ぐらい夢があるのもいいのでは」と話している。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20081228-OYT1T00109.htm