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2008年12月28日(日) 07時01分

責任感じた?“優等生”朝青龍 若手を指導スポーツニッポン

 大相撲の横綱・朝青龍が“優等生”になった。26日に行われた日本相撲協会の研修会で生活態度などを指導されたが、その夜に実践したことを27日の稽古後に明かした。銀座の繁華街を付け人らと並んで歩いていた際に研修会での訓辞が頭に浮かび、巨体の力士が横に並んでいると通行人の迷惑になると判断。縦一列への“陣形変更”を命令し、道を譲ったという。この日の稽古でも、水を付けにきた幕下力士に「ひしゃくの持ち方が違っている。研修会でも言われていたぞ」と注意した。研修会は昨年からの一連の不祥事を受けて開催されたとあって、横綱として責任を感じている様子。「ビデオとかで説明するのは印象に残るからいい。ほぼ全員が集まったのにはびっくりした」と前向きに受け入れた。

 この日は東京・墨田区の高砂部屋で平幕・朝赤龍と11番取って10勝1敗。痛めている左ひじを使ってのおっつけや引き付けなども試み、回復の兆しをアピールした。だが、稽古の間にはだぶついたおなかの肉をさすり、鏡に映る自身の体を何度もチェック。絞れない体には神経過敏になっていた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081228-00000040-spn-spo