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2008年12月28日(日) 20時42分

ガザ空爆、国連安保理が報道機関向け声明読売新聞

 【ニューヨーク=白川義和】イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザの空爆を受け、国連安全保障理事会は27日深夜から28日未明にかけて緊急会合を開き、イスラエル、パレスチナ双方に「すべての軍事行動の即時停止」を求める報道機関向け声明を発表した。

 声明はガザの状況悪化に「深刻な懸念」を表明、ガザ住民への人道物資輸送を確保するため、ガザとの境界にある検問所を開放するなどの措置を求めている。

 緊急会合の開催は、アラブ連盟を代表して安保理非常任理事国のリビアが要請。リビアは安保理議長声明の採択を求めたが、米国が難色を示した模様だ。報道機関向け声明は安保理の公式文書ではなく、議長声明より重要度が低い。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20081228-OYT1T00448.htm