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2008年12月28日(日) 12時21分

住友生命、千億円調達へ 金融危機で自己資本充実東京新聞

 住友生命保険が世界的な金融危機を受け、財務基盤強化のため1000億円規模の自己資本充実を検討していることが28日分かった。来年1月をめどに、金利などの条件の良い永久劣後ローンを調達する方向だ。

 引き受け手は三井住友銀行など親密な金融機関が有力。海外での調達を検討していたが、国際金融市場の混乱が続いているため国内で調達する。

 現在、自己資本に組み入れている永久劣後ローンなどが近く償還期限を迎えるため、金利の変動や返済期限がないといった条件がより良い形で調達することで、自己資本の充実を図る。

 永久劣後ローンは他の債権より弁済の優先順位が低く、自己資本の一部とみなされる。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008122801000128.html