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2008年12月28日(日) 16時43分

ガーナ大統領選で決選投票 与野党接戦、衝突の懸念も東京新聞

 【アクラ(ガーナ)28日共同】西アフリカのガーナで28日、大統領選の決選投票が行われた。与党、新愛国党(NPP)のナナ・アクフォアド前外相(64)と野党、国民民主会議(NDC)のジョン・ミルズ元副大統領(64)の大接戦で、結果次第では支持者同士の衝突など混乱も懸念されている。

 任期は4年。同国選挙管理委員会は数日以内に結果を発表する予定。

 内戦などが絶えないアフリカ諸国の中では、ガーナは比較的安定した国とされる。ケニアやジンバブエなど、アフリカでは最近、大統領選後に政情不安に陥るケースが相次いでおり、ガーナがアフリカの「優等生」として平和裏に選挙を終えることができるか注目される。

 今月7日の第1回投票では、アクフォアド氏が49・13%、ミルズ氏が47・92%を獲得。アクフォアド氏は与党として最近の良好な経済実績を強調、ミルズ氏は根強い貧困の改善を訴えた。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008122801000193.html