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2008年12月28日(日) 22時37分

「年金が欲しかった」と父の遺体を半年放置 兵庫で無職男を逮捕産経新聞

 父親の遺体を半年以上、自宅に放置したとして兵庫県警尼崎北署は28日、死体遺棄の疑いで、長男で住所不定、無職、江原幸治容疑者(39)を逮捕した。「父親の年金が欲しくて死亡届を出さなかった」と供述しており、同署は死因などの特定を急いでいる。

 調べでは、江原容疑者は15日朝、同県尼崎市大西町の文化住宅の一室に、父親の昭治さん=当時(64)=の遺体を置き去りにした疑い。昭治さんは今年5月ごろに死亡したとみられ、遺体は白骨化していた。

 江原容疑者は今年1月ごろから、この部屋で昭治さんと暮らし、5月以降も出入りしていたという。

 5月から滞納されている家賃を徴収するため、家主が部屋を訪れたところ、ふすまが粘着テープで目張りされるなどしていたことから消防に通報、昭治さんの遺体が見つかった。江原容疑者は27日夜、「僕が遺体を置いた」と同署に出頭した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081228-00000563-san-soci