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2008年12月28日(日) 21時21分

【ウェブだから書けた】芸能担当記者のホンネのベストテン(2)民放連ドラ産経新聞

 今年の映画は「崖の上のポニョ」のひとり勝ち。テレビドラマなら「篤姫」、音楽は青山テルマ…。でも、それはあくまでも数字の話。クリエーターたちの熱い思いが詰まった力作、隠れた名作は他にもまだまだある。1年365日、真剣勝負でひたすらエンターテインメントに向き合う産経新聞の記者が、紙面では書けなかった「ホンネのベストテン」を一挙掲載。見逃した人はガイドとしても、ぜひご活用を。

 ■松本明子が選ぶ2008民放連ドラ

(1)「ラスト・フレンズ」(フジ、4〜6月)

(2)「ROOKIES」(TBS、4〜6月)

(3)「斉藤さん」(日本、1〜3月)

(4)「風のガーデン」(フジ、10〜12月)

(5)「サラリーマン金太郎」(朝日、10〜12月)

(6)「ギラギラ」(朝日、10〜12月)

(7)「ゴンゾウ」(朝日、7〜9月)

(8)「ごくせん」(日本、4〜6月)

(9)「ヤスコとケンジ」(日本、7〜9月)

(10)「OLにっぽん」(日本、10〜12月)

 インターネット、携帯電話などの普及で若者を中心にテレビ離れは加速しているが、その影響が視聴率に顕著に表れているのが民放の連続ドラマだ。毎クール20本近くの連ドラが放送されるが、視聴率1ケタ台のドラマも目立つ。

 そんな中でも良質の作品は必ず存在する。今年のベストテンは上記の通り。

 連ドラの醍醐(だいご)味は「来週はどうなるのか」。そういった意味で「ラスト・フレンズ」「ROOKIES」は群像劇という内容、視聴率ともに文句なしのワンツーだ! 両作品とも初回と比較して最終回の視聴率は7〜9%伸び、20%前後を記録した。

 3位は、観月ありさが言いたいことをはっきりと言う主婦を演じた「斉藤さん」。1話完結だったが、社会的ブームを巻き起こした。

 4位以下では「風のガーデン」について一言。一般的に連ドラは初回の視聴率は高いが、2回目以降に4〜5%落ちると失敗といえる。そのような作品が多い中で、「風のガーデン」は父(緒形拳)が息子(中井貴一)の余命を知ったあたりから盛り返し、倉本聰作品の底力を見せられた思いがする。連ドラは、初回と最終回がほぼ同じ視聴率でないと成功したとはいえないだろう。

 安定した視聴率を誇る「相棒」「おみやさん」(ともにテレビ朝日)は1話完結の刑事ものシリーズということであえて外した。「薔薇のない花屋」「CHANGE」(ともにフジ)も高視聴率だったが、主演である香取慎吾、木村拓哉の過去作品と比べてハードルをもう少し高く置いてみた。(産経新聞文化部放送芸能担当)

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