記事登録
2008年12月28日(日) 18時52分

辰吉とJBCが初の話し合い=元王者に精密検査提案−ボクシング時事通信

 10月に5年ぶりの復帰戦をタイで行った元世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級王者の辰吉丈一郎(38)と日本ボクシングコミッション(JBC)が28日、兵庫県高砂市内で約40分の話し合いを持った。辰吉とJBCが復帰に関し、直接意見交換をしたのは初めて。
 JBCの規定により、辰吉は国内での試合が不可能となっている。JBC側は、辰吉が所属していた大阪帝拳の意向も含め、国内だけでなく国外でも辰吉に試合を認めるつもりのないことを伝え、WBCと提携する米国の医療研究機関で身体の精密検査を受けることなどを提案した。辰吉は「現役にはこだわる。(タイでの試合は)体を慣らしたかった」と再起戦に臨んだ経緯などを話した。
 話し合いの後、取材に応じた辰吉は提案された精密検査に関して「意味は分かるし大事なことだが、今、決断できない」と態度を保留。JBCの安河内剛事務局長は「きょうはお互いの意思を確認しただけ。(引退の)説得などではない」と語った。 

【関連ニュース】
ガルシアが練習を公開=WBC・Sバンタム級
西岡「挑戦する気持ちで」=WBC・Sバンタム級タイトル戦
坂田、内藤から刺激=WBAフライ級タイトル戦
亀田興、1月にノンタイトル戦=ボクシング
「ボの字も聞きたくない」=防衛成功の内藤が会見

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081228-00000054-jij-spo