周防大島・森野小が優秀校（中国新聞）
小規模校の特性をいかした理科教育をしている山口県周防大島町の森野小が、ソニー教育財団（東京）の助成事業「ソニー子ども科学教育プログラム」の優秀プロジェクト校に、中国地方で唯一選ばれた。
森野小は全校児童35人で、３・４年、５・６年が複式学級。少人数で目が届きやすい利点をいかし、近場で捕れる魚の種類調査▽海岸の漂着物採集▽海の写真に詩を付ける—など、児童各自の個性に合った方法で科学や自然に興味を持たせる授業を続けている。
そうした取り組みを、理科が専門の磯部祥生教諭(43)が教育計画書「もりのサイエンス・ロマネスクプラン」としてまとめて初めて応募。「子どもたちに自然へのロマンを感じさせる」と評価され、総数229校のなかから優秀プロジェクト19校のひとつに入った。
【写真説明】応募した計画書を手に喜ぶ磯部教諭