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2008年12月28日(日) 12時18分

北ア・抜戸岳の雪崩遭難、視界悪く救助難航読売新聞

 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂の北アルプス・抜戸岳(2812メートル)の東側斜面で、登山中の静岡市の高校教諭桑原義仁さん(48)、同市の会社員塚田征義さん(39)が雪崩に巻き込まれた事故で、県警山岳警備隊と、民間の山岳救助隊員は28日早朝から救助活動に入った。

 高山署によると、27日午後3時半ごろに起きた雪崩は、幅50〜60メートルで深さ2・4メートルとみられる。28日午前10時15分ごろから、県警12人と民間の北飛山岳救助隊10人の計22人が現場で捜索を始めたが、雪のために視界が悪く難航している。

 救助隊隊長の竹腰藤年さん(60)は「21、22日に雨が降り、凍ってアイスバーン状態になったうえに、22日から雪が降り積もった。どこでも雪崩が起こる状態だった」と話していた。

 桑原さんらが所属する静岡県山岳連盟の関係者も、同署新穂高登山指導センターに駆けつけ、捜索を見守っている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081228-00000013-yom-soci