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2008年12月28日(日) 10時35分

ガザ空爆 ライス国務長官がハマスを非難産経新聞

 【ワシントン=有元隆志】ライス米国務長官は27日、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ地区への空爆について、「ガザにおける停戦違反と暴力の再燃は、(ガザ地区を実効支配しているイスラム原理主義組織)ハマスに責任がある」とし、ハマスを強く非難する声明を出した。そのうえで、速やかな停戦の復活を求めた。

 AP通信によると、国家安全保障会議(NSC)のジョンドロー報道官も、ハマスに対し、イスラエルへのロケット弾攻撃を中止するよう要求した。

 同報道官はイスラエルの攻撃については「ハマスのようなテロリストから自国民を守っている」として理解を示した。ただ、パレスチナの一般市民への被害を防ぐよう求めた。

 ハワイに滞在しているオバマ次期大統領はライス長官と電話会談するなどして、現地の状況について報告を受けている。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081228-00000515-san-int