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2008年12月28日(日) 10時02分

百恵さん長男祐太朗ロックバンドデビュー日刊スポーツ

 元歌手の山口百恵さん(49)と俳優三浦友和(56)夫妻の長男三浦祐太朗(24)が、歌手デビューしていたことが27日、分かった。ロックバンド、Peaky SALT(ピーキーソルト)のボーカル兼ギターのユウとして、先月26日に「イトシセツナナミダ」でメジャーデビューしていた。ハウス食品の清涼飲料水「うるおい美率」のCMソングに起用され、画面にも登場。父友和は息子へのエールを送った。
 祐太朗は大学卒業後、一般企業への就職も有力視されていたが、音楽の道に進むことを決めたという。学生時代からの仲間とバンドを結成、昨年からライブなどで地道な活動を続けてきた。それが音楽プロデューサーの目に留まり、今年5月にバップレコードと契約、メジャーデビューが決まった。
 世紀のカップルと言われた百恵さんと友和の長男だ。親の七光どころか、プロモーションするレコード会社にとっては、話題には事欠かない。だが、祐太朗は両親の名前を使うことを嫌い、自分たちの実力だけで挑む決意だった。バップも「親の七光と見られるのがいやで、バンドの力で売りたいとのメンバーの意向だった。売れる自信もあったので、友和さん、百恵さんの名前を一切出さずにやってきた」と説明した。
 百恵さんは73年に「としごろ」で歌手デビュー、トップスターに上りつめた。人気絶頂の80年に21歳の若さで引退、友和と結婚した。引退後は度重なるカムバックの声にも応えず、芸能界に戻ることはなかった。
 84年に長男祐太朗、85年に次男貴大(たかひろ)さん(23)を出産。スター夫妻の子供として、2人は運動会や卒業式など、学校行事の度に注目されてきた。
 祐太朗は中学時代にバンドを結成。それが母体となって、高3年の文化祭で「Peaky SALT」が誕生した。友和も高校の同級生忌野清志郎が率いた初期のRCサクセションに参加したことがある。両親からさわやかなルックスと音楽の才能を受け継いだ祐太朗が、音楽の道に進むのはある意味必然だった。
 デビュー曲がCMに起用されるなど、同バンドは順調な滑り出しだ。せつない歌声とさわやかなルックス。Peaky SALTのユウのお父さんとお母さん。百恵さんと友和が、そう呼ばれる日が来るかもしれない。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081228-00000006-nks-ent