二十七日午後七時四十分ごろ、山形県山辺町の民家で、住人の六十代の女が、夫（65）と孫の小学三年生女児（９）を刃物のようなもので刺したと、近所の人から一一九番があった。女児は病院に搬送されたが、死亡が確認された。夫も頭や首を刺されたが意識はあるという。
山形署によると、女は興奮状態で詳しい事情を聴けない状況だが、「二人を刺して、自分も手首を切った」などと孫娘を刺したことを認めているという。女も左手首を切るけがをしており、病院で手当てを受けている。
調べによると、女は夫、会社員の息子（38）、孫娘の四人家族。家の中から凶器とみられる刃物が押収された。事件当時、息子は外出中で、刺された夫が近所の家に駆け込んで助けを求めた。