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2008年12月28日(日) 08時03分

来季は“怖〜い先輩”!巨人・内海がしごくサンケイスポーツ

 巨人・内海哲也投手(26)が27日、“恐怖のリーダー”を宣言した。来季、チームの選手会副会長に就任する左腕は若手の教育係を自負。ときには鉄拳制裁も辞さずの覚悟だ。

 選手会副会長の話題になると、内海の表情が途端に厳しくなった。

 「今の若い子たちは、ハキハキしていない。しっかり、あいさつをさせるようにしたいです」

 エース左腕は若手の教育係を買って出た。まだ26歳だが、上原が抜ける投手陣のリーダーとしての自覚は十分。「若い子には、どんどん表に出てきてもらいたい」という新選手会長の阿部とともに、チームを盛り上げていく。

 内海が新人のころ、チームには“怖い先輩”がたくさんいた。“番長”清原、“くせ者”元木にベテランの工藤…。あいさつはもちろん、言葉遣いや礼儀を厳しく指導された。今度は自分が後輩たちに伝統を伝えていく番だ。

 「僕が入ったころは、あいさつしなかったら元木さんにシバかれていましたよ。調子に乗っちゃいそうな選手には、ガツンと注意していきたい」

 もちろん、プレーでもチームを引っ張っていく。16−22日のハワイ優勝旅行では、ゴルフやマリンスポーツを楽しむチームメートを横目に、宿舎前の公園でトレーニング。年明けは元日から故郷の京都で自主トレをスタートさせる。

 若手を束ねてリーグ3連覇、そして7年ぶりの日本一へ−。真のエースになるため、26歳は走り続ける。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081228-00000032-sanspo-base