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2008年12月28日(日) 08時01分

“5番で助ける”阪神・新井4番諦めた!?サンケイスポーツ

 阪神・金本知憲外野手(40)が27日、関西テレビの「ぶったま!」に生出演し、次の4番候補に新井貴浩内野手(31)を挙げながら、禅譲は“拒否”。相応しい主砲になれ−と、アニキ流のエールを送った。また、新井は広島市内のジム「アスリート」で自主トレを行い、“もう1人の主砲”として、金本の負担を軽減することを約束した。

 風格が漂い、その言葉には自信もにじむ。大阪発の金本のエールに、新井が呼応。堂々の“ダブル主砲”を宣言だ。

 「金本さんは、ひざのこともあるしね。ゆっくりかえってきてもらえるように頑張りたいです」

 真弓監督の構想では「5番・新井」。金本を走者に打席を迎える場面が多くなる。今季はつなぎ役に徹したが、来季は本塁打を打ち、歩いて生還させる。手術した左ひざを思いやり、その重圧をも肩代わりする。ハラは固まっている。

 「金本さんは50歳まで現役をやると思う。下手したら60歳まで。間違いなく50歳まではやるので、僕が4番を打つことはないと思います」

 冗談めかしていうが、その背中から可能性を感じる。控えめな男らしく4番の座は譲ったが「そろそろ僕が助けてもいいでしょう」と、男気も見せた。しかし、アニキは「どうせ、僕が助けるというふうになると思います」と拒否。そんなゲキに対しても「期待の裏返しだと思います」と受け止めた。

 午後から約1時間のウエートトレで下半身の筋力強化。疲労骨折した腰のリハビリ中で、負荷の大きいスクワットはまだできない。それでも「徐々によくなってきている」。故障離脱し、8本塁打に終わった今季を反省材料に、フルに戦える体づくりを進める。

 「順調にきていると思う」。『A』と『K』−。“ふたり目の4番”となって、猛虎打線の核になる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081228-00000038-sanspo-base