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2008年12月27日(土) 10時02分

中国製いすで健康被害=家具チェーンを刑事告訴へ−仏時事通信

 【パリ27日時事】フランスの大手家具チェーン、コンフォラマで販売された中国製のひじ掛けいすやソファ購入者数百人に湿疹(しっしん)、抜け毛、やけどなどが起き、死者も出ているとして、被害者約270人が1月初め、過失傷害などの疑いで同社を刑事告訴する。被害者団体の弁護士が27日までに明らかにした。
 同社は被害者との話し合いを通じ、1人当たり最高2000ユーロ(約25万円)の示談金支払いを提示したが、被害者側は「あまりに少な過ぎる」と反発。最低でも2万ユーロ(約250万円)を要求し、サルコジ大統領にも同社に賠償支払いを促すよう手紙で直訴していた。
 問題のいす類はコンフォラマ社が中国のリンク・ワイズ社から輸入。生産地の湿度が高いため、多量の防かび剤を使っていた。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081227-00000031-jij-int