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2008年12月27日(土) 10時02分

ユーチューブで施政演説=米サンフランシスコ市長時事通信

 【シリコンバレー26日時事】米カリフォルニア州サンフランシスコ市のニューサム市長(41)はこのほど、恒例の施政方針演説を動画共有サイト「ユーチューブ」に投稿した。米地方自治体首長が定例議会に先駆けて市民に直接、施策を説明するのは異例。同サイトを駆使し、選挙戦を制したオバマ次期大統領のインターネット活用術の影響が今後、広がりそうだ。
 同市長は環境対策や社会福祉、教育の施策などをめぐり、計7時間半にわたり熱弁を振るった。これまでに動画230件の反応があり、「議論に参加したいすべての市民に門戸を開く試み」(市長秘書)は順調な滑り出しのようだ。
 同サイトに専門チャンネルを持つ政治家はオバマ氏やブラウン英首相らが知られるが、2期目のニューサム市長に関して「州、国政転出を意識した動き」(共和党関係者)と受け止める向きもある。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081227-00000026-jij-int