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2008年12月27日(土) 10時01分

反町監督“脱北京五輪サッカー”誓うデイリースポーツ

 来季からJ2湘南を指揮する反町康治監督(44)が26日、都内で就任会見を開き、J2としては異例の約70人の報道陣が集まる中、“脱北京五輪サッカー”を誓った。
 五輪日本代表監督として、1次リーグで3戦全敗。帰国後、1、2カ月は「ボールも見たくなかった」ほどだったが、11月にイングランド・プレミアリーグの名門リバプール、ドイツ1部リーグで現在首位のホッフェンハイムを視察した。その指導法に触れて、北京の敗因と向き合った。
 「北京ではボール(の保持)を大切にするあまり、怖がるサッカーができなかった。相手がうんざりして、うざいと思うほど、前に前に仕掛けていくチームにしたい」。“脱北京五輪”を掲げ、プロ転向して94年から4年間在籍した古巣での再起を「ゼロからのスタート」と位置づけた。
 若返りを図る湘南の平均年齢は、北京世代と同じ23歳。「自主性のない若者が増えている」と人間教育を図る一方で、Jクラブ初のメンタルコーチの導入も検討中。もう同じテツは踏まない。前身の平塚時代の異名を持ち出し「“湘南の暴れん坊”を再現したい」と、1年でのJ1昇格を宣言した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081227-00000015-dal-socc